創業時のままの蔵には、醤油づくりの神さまがいます。

 

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ヤマチ 近岡屋醤油

 

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能登の陽射しを浴びて大きな瓦屋根が光る近岡屋醤油の蔵。大正八年の創業時と変わらぬその木造の蔵の中には、杉樽木桶や麻布など今も初代の頃より大切に使われ続けている道具があります。

そして、もろみを熟成させる『もろみ蔵』の柱や梁には、蔵人たちの懸命な醤油づくりをずっと見守ってきた『酵母菌』や『乳酸菌』が棲んでいます。

この目に見えないほどの小さな菌は、近岡屋にとっては大切な宝ものであり、神さまのようなものなのです。 おなじ原材料を使い、どんなに技術のすすんだ機械でもろみをつくったとしても、近岡屋のもろみとおなじものはつくれません。

 

 

二年という時間をかけて蔵人がやさしく育てた、近岡屋自慢のもろみ。

 

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近岡屋醤油では、仕込みの盛込みから『もろみ』を搾って生揚げ醤油にするまで、今も手作業にこだわっています。それは醤油づくりに欠かすことのできない『麹菌』も『もろみ』みんな、人間とおなじ生きている物だから。

しょうゆ麹の仕上がりを手で見極め、杉樽木桶の中で眠るもろみにやさしく語りかけながら櫂つきを行い、時にはもろみの声に耳を澄まし、二年という時間をかけてもろみを育てるのです。

この創業時より受け継がれてきた手仕事と、醤油づくりへのひた向きな蔵人の想いが重なって、近岡屋の醤油はつくられています。

 

 

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宝達山の伏流水、千里浜の潮風。近岡屋の醤油は、能登の自然の恵みです。

 

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金沢から能登へと向かうほぼ中ほどの宝達志水にある近岡屋醤油。遠くにはかつて加賀藩の金山でもあった能登最高峰の宝達山を眺めることができます。

近岡屋醤油ではこの宝達山からの伏流水を、大豆を蒸す作業や生揚げ醤油に加える食塩水などすべての醤油づくりの工程で使用しています。そして千里浜からの潮風と、のどかで時に厳しい能登の四季のなかで近岡屋のもろみはゆっくりと時間をかけて育てられるのです。

こうして能登の恵みを受けてつくられたもろみからつくった『生揚げ醤油』に、さらにミネラル豊富な能登海洋深層水を加えてつくられたのが、蔵人渾身の杉樽醤油です。

 

 

ゆたかな味わいの醤油を、未来にもずっと伝えたい。

 

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近年、機械化や生産の効率化が進められてきている醤油づくり。機械化することで、醤油の製造も品質管理も時間をかけずに簡単にできるかもしれません。

でも機械には杉樽木桶のほのかな杉の香りや、蔵に棲み着いた菌よって醸しだされる味わいをつくりだすことはできません。そして、ゆたかな日本の食文化までがどこか味気なくなってしまうと思うのです。

醤油を口にした時にひろがるゆたかな味わいを未来へと伝えて行くためにも、これからも近岡屋醤油は創業時からの杉樽木桶や麻布などを大切に使い、蔵人による昔ながらの製法にこだわって醤油をつくってまいります。

 

 

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